「学生の為に講義はしない。
学生たちが将来診るであろう患者さんの為に講義する。」
これが我がJHSCの伝統的な理念です。
人の身体を施術させて頂く限り「整体」とは医療です。一つ間違えば患者さん(お客さん)にケガをさせてしまう事もありうります。ですから整体師には患者さんに危害を与える事と無く最大の効果を与える「責任」があります。
整体は民間資格です。だからこそ患者さんに迷惑がかからない様に教育機関である整体学校自身が「責任」を持って厳しく学生指導に当たらねばなりません。短期の学校ではその責任は果たせません。
又、一生の仕事として整体を選ぶ限り「経営」的観点だけでなく、整体師としての喜びや使命感といった「生きがいと誇り」を実感出来る仕事でないと人生が面白くありません。患者さんから本当に喜ばれ、信頼され、必要とされる整体師に成長して頂く事、そして過当競争に巻き込まれる事なく患者さん(お客さん)を新たに開拓し創っていける整体師の養成が、これからの整体学校に必要とされる学校理念だと思います。
JHSCでは「責任」「生きがいと誇り」「経営」の三つのキーワードを軸にしてカリキュラムを組んでいます。従って他の学校よりかなり勉強量・練習量が多く、相当きついカリキュラムになっています。チヨっと厳しい内容です。しかしそれが患者さんの為になり、ひいては学生・卒業生たちの為になる・・・それが冒頭に掲げた我が校の理念です。
「一生に一度は死ぬほど勉強していい時期がある」・・・そう思いませんか。
- 【1】診察力
- 医学的に診察が出来る整体師の養成
- 【2】治療力・テクニック
- 心と身体をカバーする治療が出来る整体師の養成
- 【3】危機管理能力
- 危険を見抜き専門医へ紹介する事が出来る整体師の養成
- 【4】医療と癒し
- 【1】~【3】によりケア(医療)とヘルス(癒し)の両方が出来る整体師を養成
患者さんを新たに創る・・・「先人のやらぬ事がまだあるはずだ」正岡子規
「健康な人を病気にさせる。病人が増えればいい。」という意味では毛頭ありません。
まず私たちJHSCは先人が挑戦せず「整体で治療出来ない」と思われていた様な疾患-症状に対しても治療出来るように整体師のレパートリーを医学的に広げていく事に挑戦します←「JHSC治験例集」参照。
それにより今まで整体院に来院する事がなかった疾患-症状の患者さんを整体院に来院してもらう様に新たに創出し、社会貢献していく・・・それが患者さんを新たに創るの真意です。
日本の国民医療費は37兆円です。この莫大な数字は大変多くの患者さんが存在し、様々な医療サービスを受けその費用を支払っている事を意味する、医療ビジネスとしてのマーケット価値でもあります。その医療マーケットを「整体」という武器で新たな患者層を開拓していく事がJHSCの医療ビジネスとしての目標です。
それに色んな患者さんに適応出来る様になると患者さんから本当に喜ばれ「医学は本当に面白い」事が実感でき、整体師としての「責任・生きがい・誇り」を持つ事が出来ます。それは患者さんからの新患紹介増加やリピーター増加につながり「経営」という目的も達成出来るようになります。
現在の代替医療業界はこの数年で整体院・カイロプラクティック院・オステオパシー院・接骨院・鍼灸院・整体サロン・エステサロン・マッサージ等〃と供給過剰気味に入り乱れ、そのほとんどは「実践的」と称する簡単なマッサージ的な手技のオンパレードでワンパターン化し、過当競争に陥っています。この混在した中で患者さんの為に貢献でき、過当競争に巻き込まれない様に、どの治療院でもやっている様なマッサージやボキボキだけでない他院との明らかな識別が出来る高度な実力を有する整体師を育て、他院と医療面で大きく差別化の出来る、昔ながらの息の長い整体師を育てる事がJHSCの指導目標です。