大阪の総合整体学校【ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院】

基礎医学

解剖学
整形外科学
生理学
内科学
東洋医学
心理学
婦人科学
耳鼻咽喉学
美容皮膚学
総合応用治療学

解剖学

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【 三叉神経痛(頭痛)の診察法 】

解剖学の目標:診察と治療に直結

筋肉や神経の名称の暗記だけが目標ではありません。JHSCの解剖学は「臨床現場で患者さんの為にすぐに使える解剖学」を指導することが目標です。

例えば同じ靭帯や筋肉の中でも捻挫を起こしやすい関節靭帯、神経を刺激しやすい筋肉、変形しやすい骨部位、虚血しやすい血管部位、神経痛を起こしやすい神経部位・・・と、診察や整体治療に役立つ知恵と知識を中心に経験豊富な臨床家が講義します。

10年以上続く大阪の医科大学での「解剖実習」も、整体治療に大いに役立っています。

履修内容
  • 解剖学総論
  • 内臓学
    循環器系・血管/リンパ系・呼吸器系・消化器系・泌尿器系・生殖器系・内分泌系・皮膚系・視覚器系・平衡感覚器系・嗅覚器系・味覚器系
  • 骨学総論
  • 骨学各論
    頭蓋骨・脊柱(頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、骨盤)・胸郭・上腕の骨・前腕の骨・大腿の骨・下腿の骨・手の骨・足の骨
  • 関節と靭帯-総論
  • 関節と靭帯-各論
    頚椎・胸椎・腰椎・仙腸関節・肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節
  • 筋肉学総論
  • 筋肉学各論
    上腕の筋肉・前腕の筋肉・大腿の筋肉・下腿の筋肉・手の筋肉・足の筋肉・体幹-背部の筋肉
  • 神経学総論
  • 神経学各論
    脊髄神経・脳神経・大脳・基底核・辺縁系・間脳・小脳・脳幹・末梢神経系・自律神経系

整形外科学

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【 整形外科講義から膝痛の診察と治療 】

整形外科学の目標:診察と治療に直結

運動器(筋肉-腱-靭帯-関節包-滑液包-骨膜-骨-軟骨-神経など)の疾患は実に多く、各疾患-症状によって整体治療法も大きく異なります。

来院された患者さんの腰痛・肩こり・膝痛などがどのような疾患なのか?
どのような機序で痛いのか?
どの整体手技が最も効果的なのか?
施術中に揉み返しや骨折などのケガをさせないだろうか?
あるいは骨腫瘍などの専門医へ紹介すべき危険な疾患ではないか?・・・

この様な診察力・治療力そして危機管理能力を中心に、整形外科検査法と整体治療法もまとめて勉強-練習していきます。

履修内容
  • 整形外科総論
    骨の形態と構造・骨の機能と生理・骨のリモデリング・骨の病態生理と生物学的反応(整体治療の手法)
  • 整形外科疾患総論と整形外科検査法
    関節リウマチと類縁疾患(線維筋痛症、ライター症候群なと)・退行性関節疾患(変形性関節症)・代謝性疾患(痛風など)・中枢神経疾患・末梢神経疾患(絞扼神経疾患、ギランバレー症候群など)・脊柱/脊髄疾患(脊髄腫瘍、脊髄梗塞など)・四肢循環障害と阻血壊死性疾患(レイノー症候群、オズグッドシュラッター病など)・代謝性骨疾患(骨粗鬆症、骨軟化症など)・先天性骨系統疾患と先天異常症候群(エーロスダンロース症候群、マーファン症候群など)・骨腫瘍・軟部腫瘍(骨肉腫、ユーイング肉腫など)・骨の感染症(骨髄炎、結核性脊椎炎など)・筋肉疾患(筋肉挫傷、多発性筋肉炎など)・腱鞘炎・捻挫(デ・クワルベン病、アキレス腱炎など)・スポーツ障害(テニス肘。野球肩など)
  • 整形外科各論と整形外科検査法
    頚椎の疾患(頚椎ヘルニア、変形性頚椎症など)・胸椎/肋骨の疾患(帯状疱疹、肋骨骨折など)・腰椎の疾患、骨盤の疾患(腰椎ヘルニア、変形性腰椎症・脊椎分離すべり症など)・肩関節の疾患(棘上筋腱炎、動揺肩、五十肩など)・肘関節の疾患(肘内症、テニス肘、ゴルフ肘など)・手関節の疾患(キーンベック病、手根管症候群など)・股関節の疾患(変形性股関節症、大腿骨頭すべり症、ペルテス病など)・膝関節の疾患(変形性膝関節症、半月板損傷、シャルコ-関節など)・足関節の疾患(外反母趾、偏平足、強剛母指、モートン症候群など)
  • 上記疾患についての整体治療法
    (骨腫瘍など整体治療が不適な疾患もあります。整体の禁忌疾患も勉強します)
    内蔵由来の腰痛・肩こり・膝痛・肘痛など・関節リウマチ・変形性関節症(膝、股関節など)・痛風・椎間板ヘルニア(頚椎、腰椎)・ギックリ腰・五十肩・各関節の腱鞘炎・四肢循環障害・絞扼性末梢神経障害・機能的側湾症・腱鞘炎・骨端症・スポーツ障害 他

生理学

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【 消化管の蠕動運動と血液循環の診察法と治療 】

生理学の目標:診察と治療に直結

我々の整体院には保険治療やマッサージなどで改善しない腰痛や肩こり・膝痛患者さんが意外に多く来院されます。そんな時に背骨の歪みだけを診ていたり筋肉のコリだけを検査するだけでは本当の原因を探し出すことは絶対に不可能です。生理学=人体のしくみを勉強し理解していると本当の原因を相当深く診察することが可能になります。

例)手の甲に見える静脈は心臓の高さより上に挙げるとしぼみ、下げると元通りに膨張します。これは手を心臓より上に挙げる事で血液が心臓に戻りやすくなる為ですが、(右)心不全だと心臓の圧力が上昇するので上に挙げた静脈の血液が心臓に戻りにくく手の甲の静脈は膨張したままになります。これは右心不全を診察する生理学を利用した簡単な検査法です。

さらに診察だけでなく整体治療法の観点からも人体の生理-しくみを知れば知るほど新たな整体治療法の発見-開発につながります。

例)胆嚢はアルカリ性の胆汁を十二指腸に分泌しています。この生理学システムを活用する事で、十二指腸が胃酸で犯される十二指腸潰瘍に対してはアルカリ性の胆汁を分泌促進する整体で十二指腸を中和させます。これは「生理学」を活用してJHSCが独自で開発した新たな整体治療法です。

この様に診察でも治療でも臨床に直結する基礎医学講義がJHSC基礎医学の目標です。

履修内容
  • 細胞機能の基礎
    ホメオスターシス(自然治癒力)について・核やミトコンドリア等の細胞構造
  • 細胞の興奮発生と神経伝導
    細胞の電気現象・イオンチャネル・神経線維の伝導システム・神経の成長システム
  • 骨格筋の収縮
    筋肉の種類と収縮メカニズムと筋肉を弛緩させる基本・等張力性及び等尺性収縮
  • シナプス伝達
    神経の伝達システムと統合機能・痛みが起こる機序と痛みを緩和-消失させる基本システム・シナプス伝達の可塑性と身体的-心理的能力向上の可能性
  • 自律神経系
    交感神経系と副交感神経系の構成と内臓などに対する機能・自律神経失調の診かたと整体治療
  • 運動機能系
    脊髄の運動神経・脳幹の反射機能・小脳の運動調節機能と基底核の運動統合機能及びその疾患の診察法・ノンバーバル診察の基本
  • 感覚総論
    刺激(感覚)の受容のしくみ・投射の法則(異常部分から離れている部位に痛みが生じる機序)・感覚単位と感覚の局在・内臓痛覚
  • 体性感覚
    痛覚・関連痛(異常部分から離れている部位に痛みが生じる機序)・触覚・温覚・冷覚・圧覚・位置覚・痒み・軸索反射・大脳感覚中枢・それぞれの診察法
  • 味覚・嗅覚
    味覚の特徴と意味・味覚の中枢機序・嗅覚の特徴・嗅覚の中枢機序
  • 聴覚・前庭感覚
    音の伝わり方と内耳の構造・聴覚中枢・バランス感覚と三半規管/卵形嚢/球形嚢・難聴とめまいの起こる機序と診察法
  • 視覚
    眼球の構造と視覚の中枢機序・眼圧調節と緑内障・眼球運動と斜視・体内時計の調節及びそれぞれの整体治療法
  • 脳の統合機能
    大脳の学習と記憶機能及び心理的影響・覚醒(集中力)と睡眠・辺縁系と視床下部による情動-摂食-性行動(ノンバーバル診察の基本)・・・
  • 血液
    血漿タンパク質と浸透圧・白血球と免疫及びアレルギーのしくみと整体治療法・赤血球の機能とPH調節・血小板による止血機能と診察法
  • 心臓
    心臓の構造と機能・自律神経による調節・心周期(心音)と聴診の仕方の基本・不整脈
  • 循環器系
    血圧調節のしくみと整体治療法(自律神経、腎臓、心臓 他)・脈診の仕方・静脈韓流と筋肉ポンプ・肺循環・肝臓と腹腔循環・脳循環・皮膚循環・リンパ循環と診察/治療
  • 呼吸器系
    気道の収縮機構と喘息・呼吸筋と肩こり・呼吸運動の調節システムと咳反射
  • 消化と吸収機能
    自律神経やホルモンによる消化管の運動と消化及び吸収システム(咀嚼から排便まで)・消化不良や便秘のしくみと整体治療法
  • 内分泌と生殖
    視床下部-下垂体系のしくみ・女性の月経システムと月経不順-不妊治療・膵臓(インスリン)のしくみと糖尿病治療・副腎皮質ホルモン-甲状腺ホルモンとその疾患
  • 腎機能
    ネフロンによる血液浄化システムと尿生成・腎のPH調節-カルシウム調節-赤血球調節-血圧調節機能及びその診察と整体治療
  • 代謝と体温
    体温中枢と核心温度/外郭温度と冷え症について・体温調節機能と発熱メカニズムとその整体治療・蛋白質、炭水化物、脂肪の三大栄養素について
  • 運動生理
    筋肉の代謝と疲労の回復機序、そしてその整体治療のポイントについて

内科学

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【 動脈硬化の診察法 内科学講義より 】

内科学の目標:診察と治療に直結

保険治療やマッサージなどで改善しない腰痛や肩こり・膝痛には内臓が原因している事が少なくありません。← 内臓からの「関連痛」「内臓-体性反射」などによります。

来院された患者さんの腰痛・肩こり・膝痛などがどのような疾患が原因しているのか?
どのような機序で痛いのか?
どの整体手技が最も効果的なのか?
施術中に他の臓器を傷めないだろうか?
あるいは悪性腫瘍や動脈瘤などの専門医へ紹介すべき危険な疾患なのか?・・・

この様な診察力・治療力そして危機管理能力を中心に、内科診察法と整体治療法もまとめて勉強-練習していきます。

履修内容
  • 呼吸器疾患と内科的診察法
    肺気腫・気管支拡張症・慢性気管支炎・気管支喘息・自然気胸・肺結核・肺癌・過敏性肺臓炎・胸膜炎・喉頭癌・インフルエンザ・頻回性かぜ症候群・肺炎・間質性肺炎
  • 循環器疾患と内科的診察法
    動脈硬化・高脂血症・心不全・狭心症・心筋梗塞・心内膜炎・心膜炎・心筋症・僧帽弁狭窄症(他の弁膜症)・心房中隔欠損症・心室中隔欠損症・動脈管開存症・本態性高血圧症・(胸/腹部)大動脈瘤・解離性大動脈瘤・バージャー病・大動脈園症候群
  • 消化管疾患と内科的診察法
    逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニア・食道癌・マロリーワイズ症候群・(急/慢性)胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃癌・過敏性大腸症候群・虫垂炎・クローン病・潰瘍性大腸炎・腸閉塞・大腸癌・消化管憩室症
  • 肝・胆・膵疾患と内科的診察法
    (急/慢性)肝炎・脂肪肝・肝硬変・肝臓癌・肝膿瘍・原発性胆汁性肝硬変・胆道ジスキネジー・胆石症・(急/慢性)胆嚢炎・胆嚢癌・胆管癌・(急/慢性)膵炎・膵臓癌・腹膜炎
  • 腎・泌尿器疾患と内科的診察法
    腎炎症候群・(急/慢性)糸球体腎炎・ネフローゼ・(急/慢性)腎不全・腎臓癌・水腎症・嚢胞腎・尿路結石・尿路感染症・膀胱炎・膀胱癌・前立腺炎・前立腺肥大・前立腺癌
  • 血液疾患と内科的診察法
    鉄欠乏性貧血・悪性貧血・再生不良性貧血・自己免疫性溶血性貧血・(特発性/血栓性)血小板減少症・血友病・シェーレンへノッホ紫斑病・赤血球増加症・(急/慢性)骨随性白血病・(急/慢性)リンパ性白血病・悪性リンパ腫・骨髄腫
  • 内分泌/代謝疾患と内科的診察法
    先端巨大症・下垂体前葉機能低下症・アルドステロン症・クッシング症候群・アジソン病・褐色細胞腫・糖尿病・バセドウ病・粘液水腫・橋本病・甲状腺癌・ターナー症候群・クラインフェルター症候群・痛風
  • 膠原病、類似疾患と内科的診察法
    リウマチ熱・慢性関節リウマチ・全身性エリテマトーデス(SLE)・皮膚筋炎・強皮症・多発性動脈炎・ウェグナー肉芽腫・シェーグレン症候群・ベーチェット病
  • 脳/神経疾患と内科的診察法
    脳出血・くも膜下出血・脳血栓・脳塞栓・一過性脳虚血障害・脳腫瘍・脳炎・脳膿瘍・髄膜炎・多発性硬化症・パーキンソン病・重症筋無力症・進行性筋ジストロフィー・片頭痛・筋緊張型頭痛・もやもや病
  • 上記疾患についての整体治療法
    (悪性腫瘍・肺炎など整体治療が不適な疾患もあります。整体治療の禁忌疾患も勉強します。)内臓由来の腰痛・肩こり・膝痛・慢性肝炎・逆流性食道炎・高脂血症・高血圧症・尿路結石・水腎症・慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆石症・慢性胆嚢炎・糖尿病・痛風・花粉症、アトピー性皮膚炎・関節リウマチ・SLE 他

東洋医学

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【 ツボの診察と内臓整体 】

東洋医学の目標:診察と治療に直結

西洋医学が顕微鏡を使って人体を研究していく「ミクロの医学」であるとすると、東洋医学は自然界の摂理を人体に当てはめた「マクロの医学」です。

自然の摂理に影響されるのは人も他の動物・植物も同じです。そんな自然の摂理に応じた東洋医学を学んでいると西洋医学で盲点となっている様な症状-疾患に対して診察や整体治療が可能になります。

JHSCの東洋医学はその観点からの講義内容になっています。

履修内容
  • 陰陽五行論
    五臓六腑を「木・火・土・金・水」の五つの元素の性質に置き換えて身体機能を考える医学。この法則を元にして傷んだ五臓六腑を診察・治療します。
  • 気血津液論
    体内を流れる「気と血」。そしてその病理産物である「津と液」。その性状から病態生理を推定する診察治療法。
  • 臓象学説
    腎と肝、心と脾などの生理的関係を検証する事で五臓六腑の異常を見抜く診察法。
  • 経絡学説
    心臓のツボ・肝臓のツボなど、ツボの圧痛部位や圧痛の性状から五臓六腑の病態を推定する診察/治療法。
  • 病因・病機
    悲しい、寂しい、暑い、湿気る・・・などの邪気の状況から病態を推定する診察法。
  • 東洋医学診察法
    ● 舌診・・・舌の性状から五臓六腑の病態を推定する診察法
    ● 脈診・・・脈の性状から五臓六腑の病態を推定する診察法
    ● 経絡診・・・ツボの圧痛部位から五臓六腑の病態を推定する診察法
    ● 八網弁証・・・表裏、寒熱、陰陽、虚実の八つの観点から病態を推定する診察法
    ● 臓腑弁証・・・ゲップや下痢・めまいなどの症状から異常臓腑を推定する診察法
  • 東洋医学治療法
    ● 経絡治療・・・五臓六腑に有効なツボを刺激する整体治療法 ← 内臓整体の併用で効果大
    ● 補法・・・虚証タイプの患者さんに施術する整体手法
    ● 瀉法・・・実証タイプの患者さんに施術する整体手法

心理学

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【 身体表現性神経症の講義から 】

心理学の目標:診察と治療に直結

心理的ストレスが肩こり・腰痛あるいは胃弱や高血圧などの身体疾患の主因になる事はよく知られていますね。しかしいざ患者さんが整体院に来院された時、患者さんの症状が心理的原因かどうかを見極めるのは至難の業です。なぜなら一般的には患者さんは心理的ストレスをその方独自のやり方で隠す傾向があるからです。

そんな時に困らないためにJHSCでは心理学・精神医学の基本と分析法・カウンセリング法をマスターして頂く事を目標としています。

実際に心理的症状の患者さんは年々増加しています。日本では今まで四大疾患と言われてきた「糖尿病(237万人)、悪性腫瘍(152万人)、心臓疾患(130万人)、脳卒中(80万人)」に「うつ病(実に323万人)」を加えて五大疾患と位置づけて厚労省が対策を検討しています。

又世界的にもうつ病患者数は3億5000万人(人口の5%)を超えていると言われています。

この様な社会的状況から私たちJHSCは、整体師といえども心理的知識と技法を学び、整体師としての経験を充実させて頂く事を目標として心理学の講義をしております。

履修内容
  • 心理学概論
    知覚と認知の心理・感情と情緒の心理・欲求と動機の心理・学習と記憶の心理・性格と臨床の心理・無意識と深層心理・発達と成長の心理・自己と対人の心理・社会心理学
  • 精神医学
    精神医学総論・精神症状・精神医学診察法・精神医学各論
    ※ 気分障害(うつ病、躁病、躁うつ病)、統合失調症、神経症性障害(社会恐怖症、パニック障害、強迫性障害、PTSD、解離性障害など)、心身症と身体表現性神経症(心気症、身体表現性自律神経機能不全、神経衰弱など)、人格障害(妄想性人格障害、演技性人格障害、依存性人格障害など)、摂食障害・性同一性障害・睡眠障害、アルコール障害と薬物中毒(急性アルコール中毒、モルヒ中毒など)、脳障害や身体障害が原因する精神疾患(アルツハイマー病、頭部外傷、肝性脳症など)、てんかん(全般発作、部分発作など)
  • 深層心理学(心理分析とカウンセリング法)
    深層心理学総論(共同体感覚、人生の三つの課題、性格形成に悪影響を及ぶす因子など)・こころとからだの関係・劣等コンプレックスと優越コンプレックス・家族付置と兄弟姉妹の関係・思春期と男性的抗議・精神疾患と犯罪的過失・心理分析法(夢分析、早期回想分析、ベクトル分析、感情分析など) ・カウンセリング技法

婦人科学

婦人科学の目標:診察と治療に直結

男性器と女性器は全く異なった解剖生理学的な特徴があります。いくつもあるその違いの中で、最も私たち整体師の患者さん=整体治療=と関連する女性器の特徴は下記の三つです。

1.月経血の腹腔内逆流
月経血は容易に腹腔内に逆流するので、その血種により骨盤臓器(小腸・大腸・膀胱・各血管・坐骨神経…)に炎症や瘢痕が生じやすく、それによる様々な愁訴(生理痛、冷え性、不妊症、腰痛、坐骨神経痛…)を訴えて来院するケースが多い。

2.経腟性の腹腔内細菌侵入
性行為による感染症だけでなく、大腸菌などの皮膚常在菌も経腟性に腹腔内に侵入しやすいので、骨盤臓器(小腸・大腸・膀胱・各血管・坐骨神経…)に炎症や瘢痕が生じやすく、それによる様々な愁訴(生理痛、冷え性、不妊症、腰痛、坐骨神経痛…)を訴えて来院するケースが多い。

3.卵胞液の腹腔内露出
排卵は卵胞が破裂する事で生じますが、その際に卵胞内の卵胞液が腹腔内に漏れやすく、骨盤臓器(小腸・大腸・膀胱・各血管・坐骨神経…)に炎症や瘢痕が生じやすく、それによる様々な愁訴(生理痛、冷え性、不妊症、腰痛、坐骨神経痛…)を訴えて来院するケースが多い。

上記1、2、3のような現象は男性にはあり得ません。逆に言うと、全ての成人女性は上記1、2、3により骨盤内臓が障害を受けている可能性が高く、それが相当多くの不快な愁訴の原因になっています。

ですから私たち「内臓整体」が出来る整体師からすると、これらの婦人科関連の患者さんは、最も得意とする患者さんになります。

今までは2年制本課程ではなく、入学生から希望者を募って「セミナー講義」として婦人科学を講義していましたが、上記の事から我々内臓整体を得意とする整体師にとって婦人科疾患の患者さんに対する知識とテクニックは必須と考え、平成31年度(令和元年度)よりセミナー形式を変更し、本課程に導入する事にしました。

履修内容
  • 婦人科学
    子宮、卵管、卵巣、膣の解剖生理学・婦人科組織に関係する結合組織・月経と妊娠のしくみ・性ホルモン・基礎体温について
  • 主な婦人科疾患
    外陰炎・萎縮性異栄養症・老人性膣炎・萎縮性膣炎・膣癌・子宮膣部ぴらん・性器結核・子宮頚管炎・子宮頸部異形成・子宮頸癌・子宮内膜増殖症・子宮内膜異形増殖症・子宮体癌・子宮内膜炎・子宮腺筋症・子宮筋腫・子宮傍結合組織炎・骨盤内炎症症候群・骨盤内うっ血症候群・子宮内膜症・子宮外妊娠・多嚢胞性卵巣症候群・卵巣腫瘍・卵巣癌
  • その他の婦人科疾患
    無月経・希発月経・頻発月経・過多月経・過少月経・機能性性器出血・月経困難症(生理痛)・月経前緊張症・子宮後屈症・子宮下垂(子宮脱)・膀胱瘤・直腸瘤・急性乳腺炎・慢性乳腺炎・乳腺症・乳癌・不妊症
  • 性感染症(STD)
    性感染症総論・梅毒・淋菌感染症・性器クラミジア・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・性器伝染性軟属腫・膣トリコモナス症・細菌性膣炎・ケジラミ症・性器カンジダ症・軟性下疳・HIV感染症(AIDS)・ウイルス肝炎・赤痢アメーバー症
  • 上記疾患に対する整体治療法
    外陰炎・老人性膣炎・萎縮性膣炎・子宮膣部ぴらん・子宮頚管炎・子宮内膜増殖症・子宮内膜炎・子宮腺筋症・子宮筋腫・子宮傍結合組織炎・骨盤内炎症症候群・骨盤内うっ血症候群・子宮内膜症・無月経・希発月経・頻発月経・過多月経・過少月経・機能性性器出血・月経困難症(生理痛)・月経前緊張症・子宮後屈症・子宮下垂(子宮脱)・膀胱瘤・直腸瘤・慢性乳腺炎・乳腺症・不妊症・淋菌感染症・性器クラミジア・性器ヘルペス・細菌性膣炎・性器カンジダ症

耳鼻咽喉学

口腔及び耳鼻咽喉学の目標:診察と治療に直結

JHSCには「JHSC整体治療室」があり、この30数年間に様々な愁訴の患者さんを診てきましたが、当初は歯痛や耳鳴りなど頭顔面の愁訴についてそれ程多くは治療対象としていませんでした。

しかし、ひょんなことから「5年以上に及ぶ慢性の歯痛」の患者さんを診る機会があり、それが運よく整体で完治する事が出来ました。

それをきっかけにして改めて頭顔面の基礎医学を研究していくと、実に多くの頭顔面の愁訴に対して「整体治療」が極めて効果的であることが分かってきました。そして実際に多くの患者さんの治療成功例も増え続けています。

余談ですが、最近では耳鳴りや歯痛など、頭顔面の愁訴を主訴とする患者数が当院全体の三分の一前後にまで増加しています。

そんなことから、今までは2年制本課程ではなく、入学生から希望者を募って「セミナー講義」として口腔及び耳鼻咽喉学を講義していましたが、平成31年度(令和元年度)よりセミナー形式を変更し、本課程に導入する事にしました。

履修内容
  • 口腔及び耳鼻咽喉学
    耳鼻咽喉臓器の解剖生理学・関連する血管、リンパ、神経、筋肉群
  • 耳に関係する疾患
    急性中耳炎・急性乳様突起炎・急性錐体尖炎・参出性中耳炎・耳管狭窄症・耳管開放症・鼓膜炎・外耳道炎・外耳道腫瘍・慢性中耳炎・中耳悪性腫瘍・結核性中耳炎・顔面神経麻痺(ハント症候群、ベル麻痺)・メニエール病・内耳性難聴(感音性難聴)・幼児性難聴・耳鳴り・構音障害・脳幹/小脳の循環障害・めまい・平衡障害
  • 鼻に関係する疾患
    慢性副鼻腔炎・急性副鼻腔炎・小児副鼻腔炎・新生児上顎洞炎・急性鼻炎・萎縮性鼻炎・外鼻及び鼻前庭疾患・アレルギー性鼻炎・血管運動神経性鼻炎・鼻中隔湾曲症・鼻中隔穿孔・鼻中隔血種及び膿瘍・上顎癌・副鼻腔粘液嚢胞・鼻腔/副鼻腔腫瘍・進行性壊疽性鼻炎・多発血管性肉芽腫症(ウェグナー肉芽腫)・鼻、顔、顎の外傷・鼻汁過多・鼻閉塞・鼻出血
  • 口腔~咽頭に関係する疾患
    唾液腺腫瘍・唾石症・流行性耳下腺炎・反復性耳下腺炎・ミクリック病・シェーグレン症候群・急性扁桃炎・慢性扁桃炎・アデノイド・扁桃肥大症・扁桃真菌症・扁桃腫瘍・扁桃(咽頭)結核・扁桃周囲炎(膿瘍)・舌癌・口唇癌・頬粘膜癌・歯肉腫瘍・硬口蓋癌・口底癌・白板症・口内炎・舌/歯肉/口腔底の炎症・臭い玉(口臭)・上咽頭癌・上咽頭線種症・急性咽頭炎・慢性咽頭炎・咽後膿瘍・咽喉頭異常感症(ヒステリー球)・急性咽頭炎・慢性咽頭炎・嚥下困難
  • 喉頭に関係する疾患
    急性喉頭蓋炎・急性声門下喉頭炎・萎縮性喉頭炎・喉頭結核・声帯溝症・声帯結節(ポリープ)・ラインケ浮腫・声帯肉芽腫・声帯麻痺(反回神経麻痺)・混合性喉頭麻痺・喉頭癌・呼吸困難
  • 上記疾患に対する整体治療法
    参出性中耳炎・耳管狭窄症・耳管開放症・慢性外耳道炎・慢性中耳炎・顔面神経麻痺(ハント症候群、ベル麻痺)・メニエール病・耳鳴り・脳幹/小脳の循環障害・めまい・平衡障害・慢性副鼻腔炎・萎縮性鼻炎・アレルギー性鼻炎・血管運動神経性鼻炎・鼻、顔、顎の外傷・鼻汁過多・鼻閉塞・鼻出血・反復性耳下腺炎・慢性扁桃炎・口内炎・舌/歯肉/口腔底の炎症・臭い玉(口臭)・慢性咽頭炎・咽喉頭異常感症(ヒステリー球)・慢性咽頭炎・嚥下困難・・声帯麻痺(反回神経麻痺)・呼吸困難

美容皮膚学

美容皮膚学の目標:診察と治療に直結

美容皮膚学も、先述の婦人科学や口腔及び耳鼻咽喉学と同様に、今までは2年制本課程ではなく、入学生から希望者を募って「セミナー講義」として講義していましたが、平成31年度(令和元年度)よりセミナー形式を変更し、本課程に導入する事になりました。

肌のマッサージや化粧品・サプリメントなどの小手先な美容法ではなく、皮膚と全身の解剖生理学の詳細な研究を元にして、人の自然治癒力を最大限に利用-発揮する整体美容法ですので、従来の一般的な美容法に満足できない方々にとって最高の朗報になると思います。

履修内容
  • 美容皮膚学
    皮膚機能の概観(10の機能)
  • 皮膚タイプ、皮膚症状、皮膚障害、皮膚疾患
    乾燥肌、乾燥型脂性肌、持続性びまん性発赤肌
  • 表皮の構造
    ケラチノサイトの5層構造・ケラチノサイトとライフサイクル・メラノソームの機能・オランド小体と表皮脂質(セラミド)・天然保湿成分(NMF)の作用・皮膚の防御ライン1-酸性皮脂膜・皮膚の防御ライン2-角質層・経上皮水分喪失(TEWL)
  • 真皮の構造
    線維芽細胞とは・皮膚の張力=コラーゲン・皮膚の弾性力=エラスチン・保湿の源=グリコサミノグリカン(ヒアルロン酸)と血管床・しわ、たるみの機序・真皮の代謝=MMP酵素
  • 色に関する解剖生理学
    メラノサイトとメラニン色素・フィッツパトリック分類・しみの発生とチロシナーゼ酵素・肥満細胞とトリプターゼ・紫外線と光老化・植物性光線皮膚炎(天然成分の危険性)
  • 皮膚の免疫系と血管系
    皮膚の微小循環系(動脈/静脈/リンパ系)・ランゲルハンス細胞とは(皮膚の局所免疫と全身免疫の関係)・アレルギーと肥満細胞・皮膚の創傷治癒-コラーゲンの生成の仕組み・保湿の方法・必須脂肪酸と皮膚バリア機能及び経上皮水分喪失(TEWL)
  • 酸性皮脂膜と挫創(にきび)の関係
    正常な皮膚常在菌・皮膚のpH・ビタミンDの生成・界面活性剤(石鹸/洗顔料)とアレルギー・皮膚の洗浄方法・皮脂腺とPアクネス菌・三つの汗腺と性ホルモン
  • 皮膚の診察方法と手順
    三つの診断特性(肌質、色、分泌)・全身状態の把握・皮膚の観察部位と方法(視診、触診)・肌質の特徴分類と見分け方
  • 皮膚症状と整体治療(各論)
    月経が関係する皮膚症状と整体治療・皮膚と筋肉の関係・過剰角化の診察と整体治療・しわ、たるみの診察と整体治療・皮膚弾力性の診察と整体治療・くすみの診察と整体治療・くまの診察と整体治療・ドライスキン(手荒れ、手湿疹)の診察と整体治療・アトピー性皮膚炎の診察と整体治療・しみ(肝斑) の診察と整体治療・反応性酒さの診察と整体治療・必須脂肪酸欠乏の診察と整体治療・挫創(にきび)の診察と整体治療・セルライトの診察と整体治療

総合応用治療学

総合応用治療学の目標:診察と治療に直結

簡単なマッサージ的な癒し整体もJHSCでは指導しています。しかし他院でなかなか完治しない複雑な症状-疾患をお持ちの方も相当多く来院されます。

その様な原因がよく分からない患者さんの実際例を元にして学生たちが自分の力で原因を究明し、最高の治療法を発見させていくトレーニング講義が総合応用治療学です。

そして診察力-治療力を他院と差別化できるまでアップさせて、多くの悩める患者さんたちに福音を与えられる整体師に成長して頂く事が目標です。

履修実例一覧

実例の中から一部を紹介・解説し、学生がそれについて今まで勉強してきた基礎医学教科書や講義資料などで調べて分析-整理してレポート提出します。この「めんどくさい」レポート作成作業がプレインターンとして臨床能力を確実に付けていきます。

※下記症例の詳細は JHSC整体治療-治験例集でご覧下さい。

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