卒業後のアシストは?
● 医療面
患者さんの治療相談、整体テクニックセミナー、学術セミナー、卒業生臨床検討勉強会、ペーパー整体師の再教育・・・
● 経営面
イベント企画/手伝い、整体コラム作成、金融相談、税務相談、法務相談、医療機器業者の紹介、印刷業者紹介、HP作成業者紹介・・・
進路はどのようなものがあるの?
整体院の開業、病院等医療機関への就職が主な進路です。
JHSCの講義内容-医療目標からすると就職よりは独立開業を志望する学生の方が多いです。卒業後すぐに開業される方、数年後に開業される方など千差万別です。
開業者はたくさん勉強してきた事を糧にして、独自性を出した色々なタイプの整体院を経営されています。皆さんの
お近くのJHSC卒業生の整体院があれば、是非一度ご訪問ください。
就職関係は次項「就職支援」を参照ください。
就職支援は?
総合病院をはじめ、整形外科系、内科系の病院への紹介が主です。後は企業内整体院、整体サロンなどに就職支援があります。整体サロンや接骨院への就職が少なく病院系の就職が多い理由は、将来の医療系整体院の開業を視野に入れて医学的経験の積みやすい方にシフトしているからです。
就職状況は?
病院のリハビリ室の主任として病院の中心人物的に頑張っている卒業生もいます。しかし多くの卒業生は「修行の場」として病院に就職しています。長い方で数年間病院医療に携わってから独立開業するケースがJHSCでは定番になっています。このように大概の就職口は確保されています。ただ以前は多かった接骨院からの就職の問い合わせも、ここ数年は減少傾向にあるようです。
開業が不安、こわいのですが?
怖いのは当然です。逆に「怖くない」という人ほど開業することは危険かもしれません。その「恐怖感」こそ我々ホモサピエンスに与えられた特権の一つで、この恐怖感を元にして様々な対策を講じて、整体院開業に向けての努力と準備を怠らないようにしていくのです。
ただ、卒業したからといって絶対に開業しなければならないというわけではありませんので、気楽に考える事も大切ですね。
JHSCの開業支援については「卒業後のフォローと就職・開業に関するQ&A」を参照ください。
国家資格でないと独立開業は難しいですか?
全く難しくはありません。
我がJHSC卒業生だけでなく、多くの整体院が全国的に独立開業しています。
ただ、民間資格なので法律で整体師として何をどれだけ勉強する必要があるかの規定が無いのが、短期学校の増加など混乱の元になっています。例えば「実践主義」と称してほとんど基礎医学を履修せずに簡単なテクニックのみで卒業-独立開業させている学校もありますので注意が必要です。でないと将来医療事故を起こす可能性が高まります。
24年の7月に国民生活センターが異例の記者会見をしました。その要点は「この5年で整体サロンを中心に肋骨骨折などの医療事故が増加している」との事でした。これは力の強い施術で事故を起こしているのではありません。普通あるいは弱い施術でも事故を起こしているのです。例えば骨粗鬆症や肺気腫などで肋骨が脆弱している患者さんに整体師が気づかずに、普通の力であるいは弱い力で施術する事で事故を起こしているのです。つまり基礎医学を勉強していない無知が招いた必然性の高い結果です。これでは我々整体師のステイタスを下げるばかりです。本学院を含む整体業界全体の問題としてキチッとした基礎医学教育の充実は必要でしょう。それが将来の国家資格化につながるかもしれません。
短期の整体学校では独立できないのですか?
前項の様に国の規定がないので短期-長期での規制はありませんから、どんな学校でも卒業すれば独立開業できます。ただ、もし皆さんが患者さんであれば基礎医学からキチンと勉強した整体師(整体院)に治療を受けに行かれるか、あるいは短期の勉強していない整体師(整体院)に行かれるか、それは自ずと答えが出ると思います。
開業資金はいくら必要?
出店地によって相場が異なりますので具体的な額は言いにくいですが、一番安く開業する方法は自宅の一室を治療院に内装するか、出張専門にするか・・・などです。一昔前は安くて開業できました。例えばアパートタイプでの開業は敷金-内装費-備品を入れて50万円台で出来た例もあります。しかし今はオシャレな整体院が増えてきましたので、その点を気にする方は多少の不動産費用-内装費を用意しておくべきです。そしてHP作成費用/広告費などの運転経費なども必要かもしれません。
具体的な相談はJHSCまでお問い合わせください。
開業支援・開業の手伝いは?
様々なお手伝いがあります。
開業イベントの手伝い、チラシの作成の手伝い、チラシまきの手伝い、HP作成やネット環境の手伝い、金融機関との交渉指導、治療相談・・・
気になること、わからないことは何でもご相談ください。
開業後のもしもの事故・・・大丈夫でしょうか?
卒業生は三井住友海上保険による「整体師損害保険」に加入できます。もしもの医療事故の時、患者さんに対して最高一億円までの損害金の支払いが出来る安心保険です。
備品購入は?
JHSCの取引業者を紹介しています。本学院が入らない直接取引で格安に医療機器を購入することができます。